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Editor's Note

尋根的旅途中

 大學剛畢業不久的某天,我漫不經心地滑著 Facebook,突然被一則廣告吸引了目光。內容是這樣的:廣告中,一位法國男性與一位德國男性分別接受了對彼此國家的印象訪談。由於法國與德國在歷史上曾多次因領土與政治衝突交戰,即使到了現代,雙方的關係依然被認為有些微妙。因此,兩人對彼此的看法也不難預測。接著,他們接受了 DNA 檢測,結果顯示:法國男性的基因中有來自德國(日耳曼)血統,而德國男性的基因中則帶有法國(拉丁)血統。看著檢測結果,兩人都難掩震驚。當他們面對面時,雖然一開始顯得有些不知所措,最後卻帶著笑容擁抱起來。那一幕,讓我內心一陣激動。
這支廣告的主題是「尋根」,目的是推廣海外旅遊。現在回想起來,我對這樣的創意深感佩服。我不禁思考,為什麼我會如此被這支廣告打動?而這份感動,其實也成了我創作這本 ZINE 的契機。
我在日本出生,在華人父母的陪伴下於日本長大,真正開始意識到「尋根」的重要,是在台灣留學期間,與我從未謀面的舅公——蔡中涵——相遇之後。我從沒想過,這場相遇竟會深深影響到我的日後的職涯轉變與人生志業。
 其實,我從小就知道母親是台灣人,也曾多次造訪台灣,對我而言那是個像「第二故鄉」般的地方。直到留學期間,我才深入了解台灣是個多族群的社會,並透過舅公才知道母親的母親(也就是我的外婆)原來是台灣的阿美族(Amis)。那一刻對我來說簡直是晴天霹靂,原來我體內流著來自海洋彼岸南島民族、而且是少數族群的血統。驚訝之餘,也激起了我強烈的好奇心。
從那時開始,我一腳踏入了台灣原住民族的世界。工作之餘,我也開始主動查詢與研究相關的資料。後來甚至因為興趣而創立了一個專門介紹台灣原住民族文化的網路媒體,這也是我近來最鮮明的記憶之一。隨著時間推進,我也開始進行田野調查、實地訪談與人物採訪。其中,對蔡中涵舅公的訪談,尤其令我著迷。他出生於日治時期,年輕時當過牧童,卻在後來取得了東京大學的博士學位,甚至投身政界。他為什麼做出這樣的選擇?又為什麼願意傾盡全力保護阿美語?他的每一段故事,都讓我像在街頭聽「紙芝居」的小孩一樣,雙眼發亮,完全沉浸其中。那一刻,我下定決心要認真走一趟尋根之路。
這本小誌(ZINE),記錄了我在台灣台東縣停留三個月的經歷。我在阿美族部落中進行了田野調查,與當地居民交流、了解文化與歷史,也參與了祭典活動。這些點點滴滴都化為了文字與照片,連同舅公人生的故事片段,一起被收錄在這本冊子中。
製作過程中,我特別希望能邀請家族成員一起參與。雖然我不會大聲說自己在家族中是對「尋根」最有興趣的那一位,但我希望這次的製作能讓大家也開始思考:我們的根到底在哪裡?
中文裡,把尋找自己來源的行動稱作「尋根」。「尋」這個字,最初是象形文字,表示雙手左右張開測量的動作,後來引申為「探索、尋找」之意。所以「尋根」,其實就是字面上的「尋找根源」,也可以理解為探究事物的本質。

 這三個月以來,我不知道自己究竟挖掘出了多少意想不到、深層的「根」,只是那卡在指縫間的泥土,卻讓我感受到了一種真實的觸感。人生第一次要將自己的創作公諸於世,內心難免緊張與羞澀,但對於完成作品的這份喜悅與成就感,現在就讓我稍微沉浸在這份感動之中,應該也不為過吧。

根を掘る旅路の途中で

 大学を卒業して間もない頃、何気なくFacebookをスクロールしていたとき、とある広告がふと目に留まった。内容は次のようなものだった。フランス人とドイツ人の男性それぞれに、お互いの国に対する印象をインタビューする。フランスとドイツは歴史的な対立や領土問題を巡る争いが何度か起こり、現代においても依然として微妙な関係が残っていると言われている。そういった背景もあり両者の男性が答えた内容は想像の通りだ。
彼らにDNA検査を受けてもらったところ、フランス人の男性からはドイツ人(ゲルマン系)の、ドイツ人の男性からはフランス人(ラテン系)のDNAが検出される。結果を見たふたりは、驚きを隠せず目を見開く。戸惑いながらも対面したふたりは、やがて笑顔でハグを交わした。その姿に、私は胸が熱くなった。広告は「ルーツ」をテーマに海外旅行をプロモーションする目的につくられたもので、今思えば発想の転換に感心する。なぜ、この広告にこんなにも心惹かれたのか。その理由は、このZINEをつくるきっかけにもつながっている。
日本に生まれ、華人の両親のもと日本で育った私が「ルーツ」に意識的になり始めたのは、台湾留学中に大叔父の蔡中涵との出会いがきっかけだ。それまで私の記憶に登場してこなかった彼との出会いが、キャリアチェンジやライフワークにこれほど影響するとは思ってもみなかった。
 母が台湾人であることは昔から知っていたし、台湾に度々訪れていたこともあり私にとっては「第二の故郷」的な場所だと思っている。台湾に多様な民族がいることを知ったのは留学中のことで、母方の祖母が台湾アミ族(Amis)であることを大叔父を通して知った。そのときのリアクションといえば青天の霹靂そのものだった。海の向こうにある南島、しかも少数民族の血を引いてることを奇妙に思いながらも、並々ならぬ好奇心をそそられた。このときを境に台湾原住民族の世界に入門することになり、仕事の傍ら台湾原住民族のことを調べることが増えた。趣味が高じて台湾原住民族のカルチャーを発信するWebメディアを立ち上げたことは記憶に新しい。やがて台湾でのフィールドワークや取材・インタビューをするようになる。大叔父こと蔡中涵へのインタビューはとりわけ興味深かった。日本統治時代に生まれ、牧童だった彼がなぜ東京大学で博士号を取ったのか、なぜ政界に身を投じたのか、そしてアミ語の保存に心血を注ぐ理由は?彼の語るひとつのエピソードに、私はまるで街頭紙芝居に目を輝かせて夢中になる子どものように引き込まれた。それは、私が本格的に自分のルーツを辿ろうと決意した瞬間でもあった。
本冊子は、台湾・台東県に3ヶ月間滞在し、台湾アミ族の部落でのフィールドワーク、地域住民との交流や文化・歴史の調査、祭事への参加などを通して得た記録・写真、そして大叔父の半生の一部をアーカイブしたものである。制作過程において特に意識したのは、親族にもZINEづくりに参加してもらったことだ。私が親族のなかでひときわルーツに興味関心を持っているとは大っぴらに言えないけれど、この冊子が、私たち自身のルーツについて考えるきっかけになればと願っている。
ルーツを辿ることを中国語では「尋根」という。「尋」はもともと、両手を左右に広げて長さを測る動作を表す象形文字で、そこから「探し求める」「尋ねる」という意味を持つようになった。つまり、「尋根」は文字通り「根を尋ねる」こと、すなわち物事の根本や本質を探究することを意味するそうだ。

 この3ヶ月間、予想もつかない深い「根」をどれだけ掘り起こせたのかはわからない。けれど、掘った土が爪の間に詰まっているような、確かな手応えを感じている。人生で初めて自分の創作物が世に出ることにいささか緊張と気恥ずかしさを感じるが、作り上げたことへの喜びと達成感に、今はしばし浸っていても罰は当たらないだろう。

Editor's Note

尋根的旅途中

 大學剛畢業不久的某天,我漫不經心地滑著 Facebook,突然被一則廣告吸引了目光。內容是這樣的:廣告中,一位法國男性與一位德國男性分別接受了對彼此國家的印象訪談。由於法國與德國在歷史上曾多次因領土與政治衝突交戰,即使到了現代,雙方的關係依然被認為有些微妙。因此,兩人對彼此的看法也不難預測。接著,他們接受了 DNA 檢測,結果顯示:法國男性的基因中有來自德國(日耳曼)血統,而德國男性的基因中則帶有法國(拉丁)血統。看著檢測結果,兩人都難掩震驚。當他們面對面時,雖然一開始顯得有些不知所措,最後卻帶著笑容擁抱起來。那一幕,讓我內心一陣激動。
這支廣告的主題是「尋根」,目的是推廣海外旅遊。現在回想起來,我對這樣的創意深感佩服。我不禁思考,為什麼我會如此被這支廣告打動?而這份感動,其實也成了我創作這本 ZINE 的契機。
 我在日本出生,在華人父母的陪伴下於日本長大,真正開始意識到「尋根」的重要,是在台灣留學期間,與我從未謀面的舅公——蔡中涵——相遇之後。我從沒想過,這場相遇竟會深深影響到我的日後的職涯轉變與人生志業。其實,我從小就知道母親是台灣人,也曾多次造訪台灣,對我而言那是個像「第二故鄉」般的地方。直到留學期間,我才深入了解台灣是個多族群的社會,並透過舅公才知道母親的母親(也就是我的外婆)原來是台灣的阿美族(Amis)。那一刻對我來說簡直是晴天霹靂,原來我體內流著來自海洋彼岸南島民族、而且是少數族群的血統。驚訝之餘,也激起了我強烈的好奇心。
 從那時開始,我一腳踏入了台灣原住民族的世界。工作之餘,我也開始主動查詢與研究相關的資料。後來甚至因為興趣而創立了一個專門介紹台灣原住民族文化的網路媒體,這也是我近來最鮮明的記憶之一。隨著時間推進,我也開始進行田野調查、實地訪談與人物採訪。其中,對蔡中涵舅公的訪談,尤其令我著迷。他出生於日治時期,年輕時當過牧童,卻在後來取得了東京大學的博士學位,甚至投身政界。他為什麼做出這樣的選擇?又為什麼願意傾盡全力保護阿美語?他的每一段故事,都讓我像在街頭聽「紙芝居」的小孩一樣,雙眼發亮,完全沉浸其中。那一刻,我下定決心要認真走一趟尋根之路。
 這本小誌(ZINE),記錄了我在台灣台東縣停留三個月的經歷。我在阿美族部落中進行了田野調查,與當地居民交流、了解文化與歷史,也參與了祭典活動。這些點點滴滴都化為了文字與照片,連同舅公人生的故事片段,一起被收錄在這本冊子中。
製作過程中,我特別希望能邀請家族成員一起參與。雖然我不會大聲說自己在家族中是對「尋根」最有興趣的那一位,但我希望這次的製作能讓大家也開始思考:我們的根到底在哪裡?
中文裡,把尋找自己來源的行動稱作「尋根」。「尋」這個字,最初是象形文字,表示雙手左右張開測量的動作,後來引申為「探索、尋找」之意。所以「尋根」,其實就是字面上的「尋找根源」,也可以理解為探究事物的本質。

 這三個月以來,我不知道自己究竟挖掘出了多少意想不到、深層的「根」,只是那卡在指縫間的泥土,卻讓我感受到了一種真實的觸感。人生第一次要將自己的創作公諸於世,內心難免緊張與羞澀,但對於完成作品的這份喜悅與成就感,現在就讓我稍微沉浸在這份感動之中,應該也不為過吧。

根を掘る旅路の途中で

 大学を卒業して間もない頃、何気なくFacebookをスクロールしていたとき、とある広告がふと目に留まった。内容は次のようなものだった。フランス人とドイツ人の男性それぞれに、お互いの国に対する印象をインタビューする。フランスとドイツは歴史的な対立や領土問題を巡る争いが何度か起こり、現代においても依然として微妙な関係が残っていると言われている。そういった背景もあり両者の男性が答えた内容は想像の通りだ。
彼らにDNA検査を受けてもらったところ、フランス人の男性からはドイツ人(ゲルマン系)の、ドイツ人の男性からはフランス人(ラテン系)のDNAが検出される。結果を見たふたりは、驚きを隠せず目を見開く。戸惑いながらも対面したふたりは、やがて笑顔でハグを交わした。その姿に、私は胸が熱くなった。広告は「ルーツ」をテーマに海外旅行をプロモーションする目的につくられたもので、今思えば発想の転換に感心する。なぜ、この広告にこんなにも心惹かれたのか。その理由は、このZINEをつくるきっかけにもつながっている。
 日本に生まれ、華人の両親のもと日本で育った私が「ルーツ」に意識的になり始めたのは、台湾留学中に大叔父の蔡中涵との出会いがきっかけだ。それまで私の記憶に登場してこなかった彼との出会いが、キャリアチェンジやライフワークにこれほど影響するとは思ってもみなかった。母が台湾人であることは昔から知っていたし、台湾に度々訪れていたこともあり私にとっては「第二の故郷」的な場所だと思っている。台湾に多様な民族がいることを知ったのは留学中のことで、母方の祖母が台湾アミ族(Amis)であることを大叔父を通して知った。そのときのリアクションといえば青天の霹靂そのものだった。海の向こうにある南島、しかも少数民族の血を引いてることを奇妙に思いながらも、並々ならぬ好奇心をそそられた。
 このときを境に台湾原住民族の世界に入門することになり、仕事の傍ら台湾原住民族のことを調べることが増えた。趣味が高じて台湾原住民族のカルチャーを発信するWebメディアを立ち上げたことは記憶に新しい。やがて台湾でのフィールドワークや取材・インタビューをするようになる。大叔父こと蔡中涵へのインタビューはとりわけ興味深かった。日本統治時代に生まれ、牧童だった彼がなぜ東京大学で博士号を取ったのか、なぜ政界に身を投じたのか、そしてアミ語の保存に心血を注ぐ理由は?彼の語るひとつのエピソードに、私はまるで街頭紙芝居に目を輝かせて夢中になる子どものように引き込まれた。それは、私が本格的に自分のルーツを辿ろうと決意した瞬間でもあった。
 本冊子は、台湾・台東県に3ヶ月間滞在し、台湾アミ族の部落でのフィールドワーク、地域住民との交流や文化・歴史の調査、祭事への参加などを通して得た記録・写真、そして大叔父の半生の一部をアーカイブしたものである。制作過程において特に意識したのは、親族にもZINEづくりに参加してもらったことだ。私が親族のなかでひときわルーツに興味関心を持っているとは大っぴらに言えないけれど、この冊子が、私たち自身のルーツについて考えるきっかけになればと願っている。
ルーツを辿ることを中国語では「尋根」という。「尋」はもともと、両手を左右に広げて長さを測る動作を表す象形文字で、そこから「探し求める」「尋ねる」という意味を持つようになった。つまり、「尋根」は文字通り「根を尋ねる」こと、すなわち物事の根本や本質を探究することを意味するそうだ。

 この3ヶ月間、予想もつかない深い「根」をどれだけ掘り起こせたのかはわからない。けれど、掘った土が爪の間に詰まっているような、確かな手応えを感じている。人生で初めて自分の創作物が世に出ることにいささか緊張と気恥ずかしさを感じるが、作り上げたことへの喜びと達成感に、今はしばし浸っていても罰は当たらないだろう。

Text:Toranari Miyada

Illustration:米麒麟

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